物流面におけるトムキャットの特色

トムキャットで取り扱っている商品アイテム数は、3,000以上。商品の売り上げ構成では、ペットフードが大きなシェアを占めますが、アイテム数としてはペット用品が多く、大型犬用のケージから猫の玩具に至るまで大小多品種を取り揃えています。お客様からは、『ペットに関わるものならトムキャットですべて用立てることができる』とご好評をいただいております。

この多彩なアイテム数を可能にしたのは、フード関連ではアメリカに拠点を、用品関連では中国に拠点をそれぞれ設け、「安全で良いもの」だけを大量に、また安価に仕入れることができる流通システムを構築したことによります。

プレミアムフードの輸入は、食の安全を優先するアメリカのみに限定。トムキャットが現地で独自開発する人気ドッグフード「ロッキー・マウンテン・プレミアム」などもアメリカから直接輸入しています。

また、頑丈な造りと安全性が評判のドッグケージ「トム・クレイト」もトムキャットのオリジナル製品。チワワサイズからゴールデンレトリバー級までを取り揃えており、数多くのお客様からご愛顧をいただいております。トムキャットで規格を設定し・設計を行ない、中国で製造している自信の商品です。

このように、海外における輸入・仕入れ拠点を固めることで、トムキャットの独自開発商品を現地で生産できる体制が整い、お客様のご希望やオーダーにお応えできる流通体制を実現しています。

日々の商品流通や取扱量

トムキャットの商品ラインナップは日本最大級。したがって、缶詰1パック、猫砂1袋といった単品のご注文からセットまで、オーダーは多彩。そんな一つひとつのご注文の背景に大切なペットとの暮らしがあることを念頭に、丁寧に梱包し配送しています。その件数は毎日600~700件ほど。

10tトラック2台分の商品が愛知県豊橋市の配送センターから全国各地に日夜送られています。輸入の実際業務にあたっては、アメリカと中国に駐在するバイヤー・スタッフが、日本からの注文に応じ各国の問屋に買い付けに行き、速やかに日本へ送り出します。その数量は、40フィート大型コンテナで10本~20本(1ケ月あたり)ほどにもなります。

物流部での取り組み

受注

トムキャットでは、『FAX』『電話』『インターネット』の3つの窓口でご注文を承っています。いただいた「受注データ」は迅速に物流部に送付されます。物流部では、事務スタッフが受注データに従い、商品をコード化した伝票を作成。その伝票をピッキング・スタッフが確認しながら、ご注文に合わせ倉庫内の商品を通い箱にピックアップ。配送用のパッケージに詰めていきます。

配送センターではフットワークのよいスタッフが活き活きと働いています。

棚管理と動線の工夫

3,000以上のアイテムからご注文の商品を選び出すピッキング作業で大切なことは、正確さ。お客様の気持ちになって丁寧に作業を行なっています。人気商品は一定エリアにグループ化して配置。無駄のない動線づくりで作業効率を高めるよう努めています。

また、小分けされた商品が並ぶスペースと大きな商品が収まる倉庫とを分けることで、小型品・大型品の種別ごとに伝票を作成。集荷ラインも分けて梱包コーナーに集約できるようにし、作業時間を短縮して配送のスピードアップを図っています。

チェックと梱包

伝票とともに最終チェックの梱包コーナーに集まってきた商品は、商品のコードと伝票コードとの間に漏れやミスがないかを読み取り機で確認、梱包作業に入ります。輸送中に大切な商品が傷つかないよう、商品の形状や数量に合わせ外函の大きさを決定。ベテランのスタッフが詰め方を工夫して、荷崩れも防ぎます。ここでの最終的な荷造りが、お客様がお受け取りになる荷姿となりますから、慎重に慎重を期しています。

出荷から積み込みへ

検品が終わり梱包コーナーを通過した商品は、出荷待ちエリアで待機。積み込みしやすいよう、パレットへ商品をまとめておきます。ペットフードの大袋はひとつ10kg~18kgと、かなり重いのが特徴。人気商品の「ロッキーマウンテン・プレミアム」(大袋)は1日に100袋ほど出荷するだけに、お客様の期待を裏切ることはできません。いつも安定した荷姿に整えるのは出荷係の腕の見せどころ。お客様への安心・安全を物流部門から支えているという自負があります。

入荷に神経をとがらせる

出荷において商品を大切に扱うことは当然ですが、トムキャットでは物流部に入荷するコンテナを扱う係を別に設け、出荷担当とは業務を分離。仕入れ管理も徹底しています。

入荷した商品のチェックをはじめ汚損や過不足を確認。倉庫の指定場所に迅速に収納していきます。賞味期限の管理が大切なペットフードなど、気を遣うことがらが多いので、入荷後の厳しいチェックは欠かせません。

国内メーカーからの仕入れ

商品は、基本的に買い切りですから、賞味期限のあるものや、季節や流行に左右されるものは、慎重に仕入れています。しかし、商品の売れ行き状況は刻々と変化していきます。

こうしたなかでも、国内メーカーから仕入れたものでコンスタントに売れていくのは、缶詰です。「犬缶」・「猫缶」と略称する犬用缶詰・猫用缶詰は、種類も豊富に出回るようになり、味に飽きやすいペットを飼っている皆様にご好評いただいています。

ペット文化を支えたい

新しい商品は次々に生まれてきますが、そのなかから『優れた商品』『安全な商品』『使いやすい商品』とは何かを見極める眼力というものが必要だと考えています。弊社社長の青木が研究・開発したペットフードや用品を「トムキャット・オリジナル」として提供させていただいておりますが、そのいずれもがご好評をいただいています。お客様の感性やニーズ、好みの傾向を知り、また他店がどんな商品を扱っているか、また、ペットを取り巻く環境がどう変化しているか、インターネットなどに公開されている情報を頼りに分析するとともに、お客様からいただくお声に耳を傾け、心に触れる製品とは何かを追究しています。

お客様にモノをお届けすればいいと考えるのではなく、『トムキャットならではのサービスと気持ち』を添えてお届けし、ご家族の大切な一員であるペットを支えているという使命感や責任感を育みたいと考えています。